GCPのVertex AIの注意点
2023.10.11
Googleの機械学習用のサービス「Vertex AI」を使う際の注意点を2つ。
■1ノード時間あたりの料金(分類)の違い
・通常のトレーニング
$3.465 / 時間
・トレーニング(Edge オンデバイス モデル)
$18.00 / 時間
と5倍くらい違う。(2023年10月時点)
tensorflow.js を使う場合は注意。
(参考)
https://cloud.google.com/vertex-ai/pricing?hl=ja#automl_models
■不要になったデプロイは解除
・トレーニングして生成したモデルをデプロイした場合の料金は以下の通り。
$1.375 / 時間
(2023年10月時点)
(参考)
https://cloud.google.com/vertex-ai/pricing?hl=ja#automl_models
不要になったデプロイを解除しないと、ずっと課金されてしまい、1か月で15万円くらいの請求が来てしまう。
必ず「予算とアラート」にて月額上限を設定し、超えたら通知が飛ぶようにしておく。
■まとめ
(メリット)
・Pythonコードを1行も書かなくてOK。
・精度のよいモデルを作ってくれる。
・TensorFlowJS用のモデルをエクスポートできる。
(デメリット)
・気を付けないと結構高くつく。
Pythonでファインチューニングが出来る人なら、GPUを積んだローカルPCやGoogle Colaboratoryでやった方がよいかは判断が分かれるところ。
例)
頻繁にモデルを更新しないのであれば、VertexAI。
頻繁にモデルを更新するのであれば、自前。
など更新頻度も判断基準になる。
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